宇宙の香りするグレー

2010/02/13 4:53 に snowbasket@hotmail.co.jp が投稿   [ 2010/02/13 5:11 に Yasuhiko Moriguchi さんが更新しました ]
草木染のはなし 第1回

 さらさだよりでは、これから時折偶然見つけた素材の話、あるとき見つけた色、組み合わせの手作りの妙など、つなぎの仕事としてのはなしを載せていきたいと思っています。

 灰色は洋の東西を問わず色の混じった不思議色。
 ...人を揶揄して「黒でも白でもなく限りなくグレー」と評したり。
 草木染の場合、灰自体はとても重要でいろいろに使いこなします。大きく分けると薄赤茶(ピンク)と薄黄(クリーム)の無媒染状態から鉄(黒)をまぶしグレーに変化したものです。
桜ねずみと銀ねずみと言われている色。一つは桜・梅・欅・赤い椿の花染といった向こうに桃色が透けて見えそうな茶味のグレー。一つは生の藍の茎・桜の花びら・クサギのガクが手に入ると美しい銀ねずみ。また紅梅・白梅の生枝がときに青みの灰...鳩羽ねずみ。蓬・緑茶の若葉は緑みの灰すなわち利休ねずみ。
 そして当工房のハーブたち。ラベンダー・ローレル・ミント、ローズマリー・カモミールの生花。それぞれに変化する自然から贈られるグレーです。
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